INTERVIEW

数値の動きに目を光らせ、最大限の効果を引き出す面白さ

ビジネス・デザイン事業部 デジタル・マーケティング部

勝又 祐樹

YUKI KATSUMATA 2022年入社

仕事内容について

数字は嫌いだけど、間違い探しは得意だった

WEB広告の運用を行うデジタルマーケティン部に所属。クライアントさまからいただいた予算をもとに、ウェブの広告を配信や、数値を見ての予算調整、クライアントへの改善提案などを行っています。パソコンにかじりついての仕事ですので、トレーダーに似ているところもあるかもしれません。面白いですが根気がいる仕事です。

この仕事をしていると、数字が好きなんだと思われがちなのですが、実は文学部出身で数学には縁がない学生時代を過ごしました。ですが性格的に几帳面でこだわりが強く、絵本「ウォーリーを探せ」や、間違い探しゲームに夢中になるような子どもでした。なので、今も数値の違和感に気づくことが得意ですし、その原因を突き止めて分析したくなるんですね。そういうところが、この仕事に向いているのかなと思っています。

仕事のやりがいや苦労

AIだけに頼らず、ロジックで最適解を導く面白さ

WEB広告では「ワンクリックにいくら払うか」という入札式で広告枠を確保し、クライアントが求める成果が得られるように運用していきます。運用に関わる数値はさまざまな要素で瞬間的に変化するのですが、広告クリック数が急激に伸びたとしても、購入につながらなければ運用としては失敗です。まず変化にすぐ気づいたうえで、なぜクリック数が伸びたのか、なぜ購入につながらないのかの要因を多角的に検討し、改善しなければいけません。

ですがこの仕事の難しいところは、これをやれば状況を打開できるというセオリーがないところです。クライアントの課題がどこにあるのかによって、打つ手は100社あれば100通りあるもの。そのなかでクライアントに合わせた方針を打ち出し、適切に広告出稿量を調整していけるかどうかに、運用者としての腕が問われます。

例えば売り上げや集客などの獲得件数が少ない場合、いくつかの要因が考えられます。そもそもの広告出稿量が少ないからクリック数が少ない場合もあれば、クリック数は多くても広告の質が悪いため獲得件数が伸びないという可能性もあります。このあたりをロジック立てて考え、さまざまな要因を仮説立て検討する必要があるんですね。そこを先入観をもって「これが原因だ」と決めつけた運用をしてしまうと、いたずらに予算だけを消費してしまいます。

今はAIに運用を任せることもできますが、それですとやはり検索エンジンやSNSなどの媒体が利益を得る入札に傾きがちです。いかにクライアントの課題にあった広告設計を描くか。またAIとヒトの分析をうまく掛け合わせたハイブリッドな運用で相乗効果を生み出していくことができるかどうか。そこに面白さを感じています。

今後の目標や広告業界をめざす人へのメッセージ

泥臭さの向こうにマーケターとしての成長がある

キラキラした印象がある広告業界ですし、WEB広告というと時代の先端をいくようなイメージがあるかもしれませんが、やっていることは非常に地道。パソコンにかじりついて日々数値の変化を見て設定変更を繰り返す作業が続きます。ですがその泥臭さの向こうにある、変化の要因をさまざまな角度から根気よく検討して根本原因を見極める、ストイックな面白さを一度知ってしまうと、沼から抜けられないところがあるんですよ。

今は広告運用業務が中心ですが、今後の目標としてはWEBマーケターとして広告運用以外のところにも仕事の幅を広げていきたいと考えています。今はWEB広告の費用対効果を高めることでクライアントに貢献しているわけですが、今後はもっと上流の課題にコミットしていきたい。この商品をどう売ったら世間での認知や購買が広がるかといった、マーケティング戦略の部分からコンサルに入るようなことができるようになりたいと思っています。

ただそうなるには、まだまだ場数が足りません。今やっているWEB広告運用はWEBマーケターの基本となる部分ですので、もっと突き詰めスキルアップしていきたいですね。ありがたいことに会社が色々と勉強できる環境を用意してくれているので、変化が激しいWEB業界の情報を敏感に収集することができています。

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