INTERVIEW

営業・制作・顧客をつなぎ、「当たる広告」を生み出す面白さ

ビジネス・デザイン事業部 プロデュース部

山内 結衣

YUI YAMAUCHI 2019年入社

仕事内容について

当たる広告に悩み、周りに助けられた新人時代

新卒でビジネス・デザイン事業部に配属されて5年目になります。これまでは主に営業職として、広告を出稿されるお客さまの窓口として案件を担当。さらに昨年からはクリエイティブディレクターも兼任するようになりました。

クリエイティブディレクターの役割とは、営業が獲得した案件を制作部門とつなぎ、クリエイティブ面を統括指揮することです。私は自分の顧客のフロント営業を務めるのと並行して、他の社員の案件のクリエイティブ制作をディレクションしています。

ダイレクトマーケティングに特化している当社では通販広告の制作が中心となるため、クリエイティブの善し悪がダイレクトに販売数などの数字に現れます。そのため新人の頃はいわゆる「当たる広告」をどうつくればよいのかに悩み、苦労したのを覚えています。

ただ当社はとても環境に恵まれていて、先輩や外部の協力会社に優秀なディレクターやデザイナーやライターさんがたくさんいらっしゃるため、悩んだときはすぐに相談できます。またそうした皆さんに少しずついろんなことを教えていただいたことで、会社の大きな収益につながるような広告出稿やクライアントさまをつくることができました。そうした経験が、クリエイティブディレクターを兼任する今につながるのかなと感じています。

仕事のやりがいや苦労

セオリーにとらわれない勝ち筋を見つける

今も大切な顧客として担当させていただいている健康商材系のクライアントさまがいます。まだ私が入社して間もない頃に広告のご相談をいただいたのがお取引の始まりで、私のチームが同社のメイン商材である育毛剤の新聞広告を自主提案から広告出稿量が急増。当社のなかでも売上が一二を争う大切なお取引先さまとなりました。
同社の案件で思い出深いのが、ハリウッドスターのような外国人男性を起用した広告を提案したことです。通販広告では、愛用者のビフォーアフターを紹介するようなベタで文字量の多いつくりがセオリーだったり勝ち筋だったりするのですが、その真逆の、スタイリッシュでコピー要素も限りなく削ぎ落としたクリエイティブをご提案したのです。当時はかなり斬新な通販広告だったと思います。

この提案に、クライアントの担当者さまは驚きつつも「やってみたい!」と好反応。クライアントさま内では賛否両論で「こんな広告で数字が取れるのか」とかなりざわつかれたそうなのですが、当社を信じた担当者さまが出稿を押し切ってくださったところ、これまでにない反響を得ることができました。また私にとっても、セオリーや勝ち筋にとらわれ過ぎないことを学ぶ良い機会になりました。

今後の目標や広告業界をめざす人へのメッセージ

クリエイティブはチームワークでつくるもの

クリエイティブディレクターを兼任するようになってから、後輩を指導することも増えました。指導するうえで心がけているのは、上から叱ったり何か教えたりするのではなく、私自身の体験を伝えることで彼らなりのクリエイティブ戦略を見出してもらうことです。私自身もそうやって先輩方に育てていただいてきたので、私が知っていることであれば、惜しみなく伝えて行きたいなと思っています。

クリエイティブディレクターとして一緒に働いていて楽しいのは、アイデアをたくさん持っていて、それを惜しみなく周りと共有できる人です。また広告業界をめざされるなら、広告やアート、デザインへの関心や知識も大切かなと思います。私も子どもの頃からテレビCMが大好きだったのですが、好きで貯めた知識がクリエイティブへのアイデアにつながったり、クライアントさまへの事例紹介としてお話しできるので、クリエイティブ職に限らず営業職でも大いに役立つと思います。

仕事をするうえで大切なのは、部門や役職を超えた連携です。みんなで力を合わせて丹精込めた広告を完成させても、結果が出なくて悔しい思いをすることは多々あります。それでも次に向けて前を向くしかありません。一人では苦しいことも、仲間と支えあうから頑張ることができます。また当社はそうした環境のある会社だと思います。

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